構造的型付けを採用しているのはTypeScriptとかGoといった比較的新しい言語だし、名前的型付けの言語でも構造的型付けの要素を追加する動きは少なくない。たとえばPythonは3.8でtyping.Protocolを追加している。

構造的型付けにはしばしば指摘されている欠点があるのでそれに対応する必要はあるものの、クラスやインターフェイスの継承といった明示的な宣言をしなくても部分型関係を作れるというのは非常に大きなメリットだと思うよ。既存の継承ツリーに手を加えられるとは限らない(仮に手を加えられたとしてもその分ツリーは大きく複雑になる)からね。個人的には『ロバストPython』に出ていた飲食店のメニューを表す継承ツリーにSplittableという要素を追加するという例が面白かった。