■ 未診断層に予測される特徴と年収パターン

・適応力と自己調整力を身につけた人が混ざる
自覚なくして独自に「合わない部分はカバーし、得意分野に特化して生き延びる術」を身につけた未診断者は、一般枠の安定的な仕事を確保しやすいです。特にITエンジニアやデザイン系、ライターなど、成果物さえ上げられれば細かいコミュニケーションがそこまで問われない職種を選ぶケースはよくあります。そのため、未診断層は比較的「200〜400万円あたりの中央値以上」に位置しやすいかもしれません。

・気づかぬうちに過度なストレスを抱えて低年収に沈むケースも
一方で、自分に合わない職場を選んでしまい「なんでここまで自分だけ仕事がうまくいかないんだろう…」と悩みながらも受診せずに働き続ける方もいます。こうした人は、ミスマッチのストレスから早期離職を繰り返してしまい、アルバイトや就労継続支援B型など、年収100万円以下〜200万円未満の領域に留まってしまうケースが散見されます。こちらは診断済み層と似た低年収のボトムに吸い寄せられるパターンです。

・地域差や業種差も未診断層に影響
都市部では理解ある職場や障がいに理解のあるコミュニティが多いため、未診断でも支援制度をうまく活用している人が「高収入帯」に滑り込む可能性がやや高いかもしれません。逆に地方では発達特性が見過ごされやすく、待遇や労働環境が改善されにくい分、年収格差が広がる恐れがあります。

【結論:年収分布をどう捉えるか】
「診断済み+未診断合わせた母集団」の分布イメージ

〜100万円:全体の25%前後
支援系就労、短時間労働を続けるケース

100〜200万円:全体の30%前後
パート・アルバイト、就労継続支援利用、職場ミスマッチの脱落組

200〜300万円:全体の20〜25%
一般就労枠で何とか働いているが、合理的配慮は限定的

300〜400万円:全体の10〜15%
障害者雇用枠で手厚い支援を受けつつ、スキルを発揮できる層
※未診断で一般枠にいる人がここに混ざるケースも

400万円以上:10%弱
未診断の人が「知恵と工夫」で高い年収を獲得している可能性が中心
一部診断済みで特別に支援環境が整っている成功例