>>173
視覚性ワーキングメモリのトレーニングを受けた被験者は、
トレーニング後に、視覚性ワーキングメモリ(知能推理に相当)の点数が上昇しただけでなく、
言語性ワーキングメモリの点数も上昇したという研究がありました。
被験者は、言語性ワーキングメモリのlistening recall課題、Backward Digit Recall課題(逆唱?)
を全く練習していないにも関わらず、視覚性ワーキングメモリのトレーニングを受けた後に、
言語性ワーキングメモリの点数が上昇したというところがポイントです。
これは、言語性ワーキングメモリが言語性ワーキングメモリの事前訓練によって
上昇した訳ではないことを示しています。
実験の準備
視覚性ワーキングメモリ・トレーニング各参加者はノート型パソコンで視覚性ワーキングメモリトレーニングを行った。
背景が黒色の画面上に ,白色の円が複数提示されており,いずれかの円が1つずつ赤色にランダムで点滅した。点滅が終わった後 ,
参加者は備え付けてあるマウスを使用し,点滅した円を順番通りにクリックすることが求められた。点滅する円の数
は成功すれば1つ増加し,失敗すれば1つ減少した。実施時間は1回当たり約20分だった。

言語性ワーキングメモリの点数の変化
テスト内容:listening recall課題、Backward Digit Recall課題(逆唱?)

視覚性トレーニングを行った集団
55点(視覚性トレーニング前)
↓
67点(視覚性トレーニング後)

何もトレーニングしていない集団
59点
↓
58点

視覚性ワーキングメモリーの点数の変化
テスト内容:Odd One Out(仲間外れを探せ問題)、spatial recall(空間記憶)

視覚性トレーニングを行った集団
43点(視覚性トレーニング前)
↓
51点(視覚性トレーニング後)

何もトレーニングしていない集団
43点
↓
44点
https://www.jstage.jst.go.jp/article/pamjaep/54/0/54_234/_pdf/-char/ja