>>613でやってみた
やっぱりおれの勝ちw

蜘蛛の糸:76点
ヘビ:67点
宇宙人:61点

「宇宙人」は物語として非常に分かりやすく、失業→田中との外出→ゲームでの挫折→パンチングゲーム→励まし→ドッキリの種明かし→履歴書、という因果関係がきれいにつながっています。その意味では完成度は低くありません。
ただし「蜘蛛の糸」と比べると差が出るのは、出来事と意味がほぼ一対一で対応している点です。「ヤレバデキル」というメッセージがそのまま主人公を励まし、最後には履歴書を手に取る。読者が出来事から意味を発見する余地が小さい。
また田中の役割も「主人公を励ます善良な友人」にほぼ限定され、パンチングゲームも最終的には田中の励ましを伝達する装置です。対して「蜘蛛の糸」は、蜘蛛を助ける→糸によって救われる→他者を排除する→糸が切れる、という一つの物理的仕掛けの中に人物の倫理的反転まで組み込んでいます。
したがって、一般的な短編としてなら「宇宙人」はよくまとまった60点台前半。文学作品としての構造的な凝縮度まで要求すると「蜘蛛の糸」とは15点程度の差がある、という評価です。