SNSにいる精神科の患者さんたちの処方や、AIが出す複数の回答を見ていて、少し前から気づいていたことがある。
精神科の薬は、複数の薬を組み合わせると、より「軽い」薬のほうが優先されて、精神疾患の診断名が決まるように見える。
例えば、
・抗精神病薬のみ → 統合失調症
・抗精神病薬+気分安定薬 → 双極性障害
・抗精神病薬+抗うつ薬 → うつ病
実際、抗精神病薬+抗うつ薬を服用している患者さんがSNSにいて、みんなうつ病と診断されているし、症状もうつ病なのである。
また、抗精神病薬を多剤+ADHD治療薬という処方だと、ADHD治療薬のほうが勝って、統合失調症というよりADHDになるように見える。
抗精神病薬は統合失調症に使われる薬なので、一番強力に見える。
ところが、ほかの精神疾患に使われる薬と併用すると、真っ先に顔を引っ込める「弱い薬」なのである。
「この処方の診断名は何だと思う?」とAIにいろいろ試してみると、なかなか面白いぞ。
みんな、抗精神病薬単剤が最もQOLが低く、予後が悪い診断名なので、そこだけは気をつけてくれ。