>>541
ASDは未だに原因や機序が明確でないというのが大きな違いとしてあるけども

男性ホルモンの関与説は前々からあって、それを示唆する研究報告も色々と出てるし
概ね似通った風貌になってるっぽいのはその辺の影響では?という見方もある
(ASDの特性がことごとく「男の悪いところ取り」である点や、眉毛の目立ち度合いなどからも関連はある程度ありそうではある)

ただそこから先はもはや現代じゃ完全にタブーな分野、悪魔の研究という扱いなので
このご時世に大っぴらにサンプル集めて積極的に研究して発表するような人はまず出てこないよねって話で

カナーが古典的自閉症を報告したのが1943年、アスペルガーのアスペ報告が1944年
もっと前にはソ連の女性精神科医が1925〜1927年頃に報告しており、これが始祖と言って良さそうだが
最初期にはまだ統合失調症の仲間ぐらいの捉え方だったらしい

ハンス・アスペルガーは結果的にだが、ナチスの障害児の虐殺に関わってしまっていたという事情もあり(これに関しては依然として議論の的にもなってるけど)
ドイツ敗戦と共に軍医の立場も失い、クリニックの小児科医におさまり、以降は積極的な研究発信というのもしなくなってたっぽい

ここからアスペという障害については本人が死ぬまで数十年もの間、世間からも忘れられ埋もれてしまうことになった
(ちなみにハンス自身もまたAS自覚の強いメガネアスペ系だったという)

ハンス死去直後の1981年にローナ・ウィングが長く埋もれていたアスペルガーの報告を見つけて再評価したことで、ようやく本格的に研究が進むようになったという経緯

だからこっちはまだ本当に近年の話と言っても過言じゃないんだよね