身体表現性障害(身体症状症)とはどういう病気でしょうか?
 
めまい、腹痛、しびれなど、体に何かの症状があるのに、内科などを受診して検査しても「異常はない」「精神的なものだ」などと言われる。身体症状症とは大雑把にいってこのような状態のことです。

精神的悩みが体の症状として表れたものだとしても、精神的悩みと体の症状との関係を客観的に確実に証明する手段がないのが現状です。
よって診断は症状のわりに身体的な所見がないということから推測するしかありません。
診断する医師のほうも確実なことをいえないこともあって、しばしば患者本人は身体症状が精神的な原因によるものと認めることができず、あちこちの医者で診察を受け、検査を受けることになります。

どういった治療があるのでしょうか?

恐らく原因や病態はいろいろで、一概に言えるものではありません。

体のことが心配になりやすい性格の持ち主ならば、症状が精神的・心理的なものであることを認め、それと付き合っていこうとすることで軽快することもあります。
背後にうつ病など他の病態がかくれている場合はその治療を行うことで身体の症状もよくなることがあります。
職場の問題や家族の問題など周囲の状況が原因となっている場合には、その問題を解決したり、解決できないまでもそこから受けるストレスを軽減する方法を見出すことで軽快につながります。