言葉とお金は似ているね。どちらも実在する「そのもの」じゃなくて、「割り付けられた記号」だ。
人間の頭の中で、具体的なソレに対して、言葉の場合は「意味」が、お金の場合は「(数字化された)価値」が割り付けられてる。
そしてそれは、頭の中で割り付けられて一体化してるだけじゃなくて、なんとびっくり、取り外して外に出せるんだ。

物質界に出された言葉は文字として物質化される。お金の場合は貨幣として物質化される。体から出た様々なモノが物質化しているように。
そしてなんと、言葉もお金も他人と交換できるんだ。つまり、なぜか誰よりも先に共通に存在していたということ。いつどうやって始まったのか誰も知らない。

ついでに言うと、どちらも生き物でもないのに人間の手を借りて勝手に増えようとするよね。
ウイルスは人間に宿って、勝手に人間をウイルスの製造機にしちゃうけど、言葉もお金も、元は物質じゃないくせに、人間に宿って、
人間をそれらの製造機にしちゃうよね。宿られた人間たちの幸せなんか知ったことじゃない。どんな大富豪もアジテーターも、単なるコマだ。

たまには言葉やお金みたいな「割り付け」を頭の中から追い出して、世界そのものを見てみたいけど、それはかなわぬ乙女の祈り。