統合失調症、発症確率は全人口のうち1%とも言われ、

統合失調症患者に対する偏見は数限りない。殺人を犯す、凶暴になる、人格を失う…。これらの世間に流布しているイメージは、
実はある一面では事実である。具体的にはネットで有名な林先生ことDr.林(林公一)氏の書いた『統合失調症─患者。家族を支えた実例集』の中に取り上げられている。
統合失調症は治療で抑えることはできるのだが、
重症になった場合
最悪の出来事が─あなた方が統合失調症に抱くイメージ通りのことが─起こりえるのである。

これにはまず統合失調症の特徴の一つである思考障害・認知機能障害を上げねばならない。

妄想は被害妄想と関係妄想に大別され、被害妄想では自分が尾行されている・未知の手段で攻撃されているなどの妄想が生じる。
集団ストーカー妄想や電磁波攻撃妄想─これらはツイッターでも見受けられる─などはこれらの被害妄想に当たる。関係妄想は本や新聞、テレビやネットが全て自分のことを言及しているのではないかと考え始める

また自分の心が読まれていると感じるようになる。わかりやすく言えば、さとり妖怪とサトラレと全く同一の状態と言っていい。この思考に関する妄想もインターネット上では見ることができるだろう。

だが、これは統合失調症の持つ多くの側面の一つに過ぎない

1.統合失調症の思考障害は解体した思考、話題がとりとめのないものになる等が含まれる。

2.統合失調症の認知機能障害は注意力・判断力・社会的相互関係の理解力・問題の解決力の低下等がある。これらの患者は思考の柔軟性に欠け、他者の意見に耳を貸し、
また経験から学び取る力の低下が見られる。加えて機能遂行障害を伴うのが典型で、仕事や家族関係が破壊され、自己管理能力が喪失し、社会や家庭からの孤立化が発生する。

つまり、統合失調症は世間一般で思われているような妄想・幻覚・幻聴に悩まされるだけではなくこれらの脳機能の全体的低下が見受けられるのである。