患者用の、偽プライベートがあるらしい。本来プライベートは話さないようにしてるらしいけど、たまに趣味や好きな本を聞かれることがあるみたいで、はぐらかす必要がない場合は無難なかんじの趣味や聞こえのいいことを答えているらしい。
本も、患者が読んだとしても悪影響がない本や、ためになる本。
まるきり全部が嘘ついてるわけではないみたいだけど、患者が期待する主治医像を演じてるって言ってた。
患者のカテゴリーに合わせて、サラリーマンのおじさん用、若い女性用って用意してあるみたい。
陽性転移のこともちょっと話してたけど、内心げぇぇ〜と思いながらも、その患者にその状態が必要ならば、ちょっと甘い時間を提供してるらしい。
ほとんどの人が恋と陽性転移をごっちゃにしているから、本気でせつない顔をされると内心とても申し訳ないなと思いつつ、それで状態が悪くならないなら現状維持で様子見だそう。
あまり深刻にないようコントロールはしているとは言ってたけど。
私が知ってる主治医も、演じてる主治医なんだろうかね。甘い時間をわざと提供してくれてるんだろうなあ。べつにいいんだけどね。いいんだけど期待すんなってことかね。